指揮者になる法⑰「場のエネルギー」

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From:村中大祐

人を選ぶということ。
それは傲慢に聞こえるかもしれないが
とても大切なこと。

社会には「場」というものがあって
そこにはいろいろな人のエネルギーが
出たり入ったり。

結果的には「場」に入ると
ある種のエネルギーに包まれる。

私はあまり会社という場に行くことはないが
それでも人を訪れるのに
特定の企業のオフィスに入ることもある。

そうするとまず決まって
その「場」のエネルギーに「あてられる」。

つまり苦しくなるのが殆どだ。

それは生来の一人っ子の性格なのだ、
と長い間思っていたが
言ってみれば、この考えは
ある種の刷り込みだった。

つまり私の感性のバイブ(Vibe)に
その場のストレスが襲い掛かって来るだけの話だった。

この感覚は面白いことに
学校という場でも同じだった。
そしてオーケストラもまた
同じである。

恐らく私は、そういった特定の場に居ると
息が詰まって来るので
なるべく早く逃げたい欲求にかられる。

でも「場」が心地よければ
そこに「ずっと居たい」と思うわけだ。

場を整えるとはとても大切なこと。
草木が枯れたり、家に生気がなかったりすると
やはり気になるものだ。

それと同じように
社会の「場」について敏感になることは
とても重要だと思っている。

その「場」の磁場を調整できるなら
調整したほうがよい。
空気感を変えるだけで
仕事も生活も、なにより精神が安定する。

中国には「置き薬」という発想があるらしく
例えばオフィスの風水を整えるのに
漢方薬を使う。

漢方薬をある特定の場所に置くことで
エネルギーの流れを変えるのだという。

青龍や白虎についての考え方も
あるいは八卦のようなものも
日本には非常に深くもたらされているが
あまり本質的な、現象的な話は語られない。

でも本当は知っていて損のないことだと思う。
江戸という街が太田道灌や天海僧正によって造られ
彼らがそう言ったエネルギーのことを扱っていたのは
良く知られている。

だから栄える街とそうでない街があるというのは
明らかにエネルギーの問題のような気がする。
京都も同じくであろう。

そんな非常に優れた文化を
帝国主義時代、東洋から取り入れたのは
ヨーロッパでは、やはりイギリスだったし

世界の首都はそのようなエネルギーの動きが
非常に興味深いと感じる。
首都にはいずれも河が流れていて
その辺りをどのように先人がうまく利用したのか
分かるならどんなに楽しいか?と思ったりする。

でも現実問題として
私たちが毎日のように接する仕事の現場の
まさに「氣」のエネルギーは
ある意味命綱だと思う。

私はそう言う意味から
人を選ぶべき、と感じている。

私はオーケストラのメンバーに
演奏を依頼するとき
自分で殆ど全員に電話する。

何故かと言えば
電話はその人の声が聴こえる。

声に全てが映し出されるのだ。
電話の時のやり取りで
だいたいの事が分かるようになった。

そうして集まってくれたメンバーが
場を形成してくれる。

場の空気は1対1の電話のエネルギー感で
決まると言っても言い過ぎではないのかもしれない。

そうして出てきた音の調整を始め
(チューニングではないよ。音のエネルギー調整。)
場の次元が変わるときがある。

そこにオーディエンスが入り
更に場の調整が行うと
前と後ろからエネルギーが来て
渦の状態になってクルクルと回り出す。

それを腕でかき回している。
それが私の指揮法。

この続きはまた次回。

素敵な一日を。
横浜の自宅から
村中大祐

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